社内SEが悩み考えること

業務系システムがビジネスにより役立つように

業務経歴

◼️SAP導入(20代)
外資系コンサルでビッグプロジェクトを経験しました。やる気とガッツと若さで乗り切ったかんじですね…
良かったのは、SAP/会計/英語を身につけ、仕事のデカさや器の大きな人のカッコ良さを勉強できたことですね。SEとして、基礎を固める良い時間だったと思います。
一方、『部分』しかつかめない物足りなさ、隙あらば上から目線で語りたがるコンサルのアホさ、決められた物を作るが課題解決や新たな価値提供までに至らぬ業界体質も経験しました。
この時の問題意識から、全体を体系的に考える、システムを業務プロセスとのクルマの両輪として捉える、システムを使いこなすために積極的な提案をする、ということを考え始めました。ここらがこのブログで書きたいメインテーマでもあります。

◼️SAP運用保守(30代中盤まで)
グローバルに販社を展開する日本企業でSAPの運用保守をしました。主な達成事項は…
①FI/CO/SD/MM/BW/SEM/BASISと幅広く&グローバルにカバー。⇒やっとSAPに自信が持てるようになりました。
②運用保守を管理するツールを自作(案件/工数/移送/成果物を体系的に管理できる。)⇒Excel台帳による旧石器時代から大幅進化…と自画自賛!社内であまり誉めてくれないのでw
③複数のベンダーを一つにまとめて、さらにAMOを導入してコストの変動費化。⇒この5年で外部ベンダーへの支払は半分に削減。
④サーバを物理からVMwareの仮想へ移行。インフラ系はあまり詳しくないですが、良い経験でした。
…とまあ、自分のやりたい事を思う存分やらせてもらえ、前職で出来なかった『全体・業務・提案』を実現できて、ホントに社内SEに転職して良かったです。

そして、SAPで出来ない事/苦手な事も見えてきた頃です。
①経営者の為のシステムであり、現場では使いにくい。
②そのわりに、経営レポートはExcelで作っており、経営陣はシステムを直接見ない。
…何なんでしょうね、このジレンマ。
SAPなんて高額パッケージを使う意味あるの?…ってあたりを今後書いて行こうと思います。